プラセンタを肌に塗る効果はある？プラセンタ美容液の効果や使い方、注意点を解説

プラセンタエキスは医薬品としても活用されており、太古の昔から歴史的にもその薬効は知られています。

さらにフランス宮廷のマリーアントワネットや古代エジプトのクレオパトラも中国の楊貴妃も若返りや美容の目的でプラセンタを用いていました。

今ではプラセンタエキスの入った化粧水や美容液などのスキンケアも多くありますね。この長い歴史を持ち、現代でも変わらず美容と健康の成分として知られるプラセンタの美肌効果が高い理由、どんな効果が期待できるのか、そしてどんなプラセンタ化粧品を選べばいいのかをお話しします。

プラセンタが肌にいいといわれる理由は？

プラセンタには10個の美容効果があるといわれています。

1. 美肌作用
2. 保湿作用
3. 抗炎症作用
4. 抗アレルギー作用
5. 免疫賦活作用
6. 組織代謝の促進作用（新陳代謝を活発にする）
7. 結合組織の新生作用
8. 細胞の増殖再生作用
9. 血行促進作用
10. 活性酸素除去作用（抗酸化作用）

これらの作用が肌にトラブルが起きた際には相乗効果を発揮して美肌を可能にすると考えられています。

プラセンタの栄養成分ってどんなものが入っている？

栄養成分が高いこともプラセンタの特徴です。バラエティーに富んでいる栄養成分が美肌効果につながります。

1. アミノ酸
2. タンパク質
3. 糖質
4. 各種ビタミン
5. 核酸
6. 活性ペプチド
7. ムコ多糖体
8. 脂質・脂肪酸

さらにこれらの栄養成分に加えて優れた「成長因子」を持っており、細胞の新陳代謝を促して活性化させる力を持っています。

成長因子ってなに？

「成長因子」はタンパク質の一種。様々な細胞の増殖や分化を促す働きがあります。

プラセンタには

・EGF…肌のターンオーバーを促進

・IGF…細胞の修復

・FGF…肌の弾力を保つ

などの成長因子が含まれています。

プラセンタの化粧品はどんな効果が期待できる？

プラセンタで透明感のある肌に

新陳代謝が活発になり、くすみが目立たなくなります。さらに細胞を修復する働きにより、透明感をもたらします。血行促進作用もあるため冷えの改善にも効果が期待でき、くすみをなくし明るい肌色に近づきます。

プラセンタにはシミやそばかすを薄くする作用がある

プラセンタの美肌効果の中で、特に優れているのはシミやそばかすを薄くする効果です。

シミやそばかすは、紫外線の害から皮膚を守るために生成されたメラニンがうまく代謝できずに皮膚表面に定着してしまうことが原因。プラセンタは皮膚細胞の新陳代謝を高めて、角質がきちんと表面から剥がれるように働きかけます。さらに、メラニンが過剰に生成されないようにコントロールする作用もあります。

プラセンタはシワやたるみにもいい

皮膚の表面の細胞は、だいたい一か月のサイクルで新しい細胞と入れ替わります。しかし加齢や肌のダメージなどでこのサイクルがうまく機能しないとシミやシワなどの肌トラブルが現れます。

とくに保湿作用が悪いと、皮膚が弾力を失ってシワができやすくなり、元にも戻らなくなります。しかしプラセンタは、皮膚の線維細胞を作り出す細胞を増やして、衰えた弾力を改善する力があります。

どんなプラセンタ化粧品がいい？

化粧品の成分表は、配合量が多い順に記載されています。プラセンタの効果を期待して使うのであれば、プラセンタが成分表の前半に記載されているものにしましょう。

また、プラセンタには動物性、植物性とあり、動物性のプラセンタのほうが胎盤本来の成分を多く含んでいるため、美肌への効果をより高めたいときには、動物性のプラセンタが配合されているものを選びましょう。

参考文献　プラセンタで10歳肌が若返る！　医師・四条アンチエイジングクリニック医院長 天野洋之監修/大河原真紀著

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